介護現場での指導法についての相談

2016.6.11

指導法が違う場合の解決策は?

先輩とのコミュニケーション

仕事である以上、コミュニケーションは重要なことです。お客さまである利用者へのコミュニケーションだけでなく、先輩や後輩、仕事仲間へのコミュニケーションや配慮もしなければなりません。チームワークが重要な仕事には必要なことですが、特に介護の現場では顕著に悩みとして相談されることがしばしばあります。例えば、二人の先輩にあるひとつの仕事を教わったとき、それぞれのやり方で教わったとします。結果は同じでも方法は違うとなると、どちらの先輩を尊重すれば良いのでしょうか。

先輩とのコミュニケーション

答えはないけれども・・・

どちらか一方の先輩の言う通りにすれば、もう片方の先輩の言うことを聞かなかったことになってしまいます。入ったばかりの頃はわからないかもしれませんが、明らかに間違ったことを言う先輩であれば、職場での人望は薄いでしょう。それならば話だけを聞いておけば良いのですが、入ったばかりだったりどちらの言うことも筋が通っているときなどは判断に迷いますよね。
どちらが良いのかわからない場合、始めはとりあえず両方やってみることをおすすめします。するとやっているうちにどちらの良いところも見えてくるでしょう。また、どちらか一方のやり方では利用者がいやがる場合もあります。先輩方は先輩方なりにその職場、そこにいらっしゃる利用者とそのやり方を築いてきたはずです。どちらも否定することはできません。
そして職場に慣れてきた頃、あなたにも自分にあったやり方がどちらかということがわかってきます。そうなれば自分のやり方が自ずと決まってくるでしょう。自分のやり方が決まれば、先輩を否定せずに今度は自分のやり方をおすすめすることもできるようになります。そのように良好に関係を構築していくことで職場にも徐々に馴染んでいくことができるのではないでしょうか。

答えはないけれども・・・

何が大切かを改めて考える

複数のやり方がある場合、「本当に大切なことは何か」を改めて考えるきっかけになります。大切なことは何かを考えると、考えたその内容は自分にとってかけがえのないものとなります。介護の仕事を新しく始める方も多くいる中、自分にとって仕事とは何か、介護とは何かという指針を持つことができます。悩むことは苦しいだけではなく、それを乗り越えた時には得るものがきっとあるでしょう。そうなれば介護の仕事も楽しくなり、そして仕事自体が自分にとってかけがえのないものとなるでしょう。

何が大切かを改めて考える

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