乱れる介護職の言葉遣いを改善したい

2016.6.28

介護職に必要な言葉遣いとは?

言葉遣いと職員の態度

介護の現場での言葉遣いがよろしくないとの相談が寄せられます。特にこの業界に入りたての方は驚かれることも多いようです。また、仕事中に利用者そっちのけでおしゃべりをしたり、利用者を小馬鹿にしたり、あまり良くない態度の先輩を見ることもあるようです。そのような先輩達もきっと初めは驚いた立場なのではないでしょうか。普通の会社でお客さま相手に敬語を使わないということはないのですから。しかし、そのような環境に長くいることで感覚が麻痺してしまうこともあるでしょう。誰かが今始めない限りこの連鎖は続いていくでしょう。気づいたあなたが今ここでそのような態度と言葉遣いをやめるべきです。

言葉遣いと職員の態度

なぜ言葉遣いが乱れてしまうのか

この言葉遣いの乱れは介護業界だけでなく、若者全般の敬語離れも一つの原因として考えられます。家庭内でも親子が友達同士のような関係で、学校でも叱られることはなく、一般企業に入ることもないまま介護の世界に入った若者は、きちんとした敬語を使う機会がないということもあるでしょう。高齢者や障がいを持つ方に対峙したときと、スーツを着たビジネスマンに対峙した時では、敬語を使わなければという意識は薄くなるのも無理はないかもしれません。

なぜ言葉遣いが乱れてしまうのか

マナーとしての言葉遣い

しかし、相手に少しでも尊敬の念を持ってみれば正しい言葉遣いは自然と出てくるはずです。あまりに堅苦しい敬語ばかりですと利用者から親しみを持てない印象を与えてしまう場合もありますが、全く使わないとなると馬鹿にしているようにしか感じられません。年齢を重ねている高齢者の方は人生の大先輩です。言葉遣いは相手への気持ち、敬意が顕著に表れます。利用者が気持ち良くいられるよう、また利用者のご家族の信頼を得るためにも言葉遣いで印象は大きく異なります。汚い言葉遣いは自分の信用度を下げることになります。言葉の向こう側に人がいることを考えて言葉を発しましょう。

敬意と尊敬の気持ちをこめて「言葉」を発することで、利用者もそれを感じ取ってくれるでしょう。

引用→「けあとも」

上記で引用したサイト、けあともにも同様の事が書かれています。悩み相談の掲示板などもあり非常に便利ですので興味があれば利用してみてください。 詳細情報はここ

マナーとしての言葉遣い

NGな言葉遣い

きつい言葉遣いや命令口調で責めるように話してしまうことはいけません。また、子供扱いをしたりあだ名を付けたりすることも、人生の先輩に対してやることではありません。いくら意思疎通がしがたい利用者に対してもそのような物言いは不適切です。もし、意思疎通がなされていないように見えるだけだとしたら、どんなに辛い思いをさせていることになるでしょう。自分が同じ立場になったときにされて嫌なことは相手を尊重した行為とは言えないのです。

NGな言葉遣い

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